CPAP(シーパップ)とは、「Continuous Positive Airway Pressure(持続陽圧呼吸療法)」の略で、主に睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の治療に用いられる医療機器および治療法です。
✅ 概要
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目的:寝ている間に気道が塞がるのを防ぎ、呼吸を確保する。
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仕組み:鼻や口に装着したマスクを通じて、一定の圧力の空気を持続的に送り込み、気道が閉塞しないようにする。
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使用対象:中等度~重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と診断された人。
✅ 主な特徴
項目 | 内容 |
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圧力 | 一定の陽圧を持続的に送り続ける(Auto-CPAPは自動調整機能付き) |
マスク | 鼻マスク、鼻口マスク、フルフェイスマスクなど |
利点 | 無呼吸・低呼吸の改善、日中の眠気軽減、心血管リスクの低下 |
注意点 | 継続使用が必要、違和感や乾燥感を感じる人もいる |
✅ 医療保険との関係
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日本では、医師の診断と処方のもとで保険適用が可能。
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保険診療では、月1回の外来通院とデータ確認が求められる。
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医療機器はレンタルが主流(月額数千円程度で保険3割負担)。
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