厚生労働省発表の『令和6年度診療報酬改定の概要(医療DXの推進)』では、令和6年度の診療報酬改定において、遠隔医療の推進が重要なテーマとして取り上げられています。
特に、情報通信技術を活用した診療体制の整備や、へき地医療におけるオンライン診療の評価が強化されています。
以下に、主な改定内容をまとめます。
1. 医療DX推進体制整備加算の新設
オンライン資格確認や電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスの導入を促進し、質の高い医療提供を目指す体制を評価するため、新たに「医療DX推進体制整備加算」が設けられました。
2. へき地医療におけるオンライン診療の推進
へき地診療所やへき地医療拠点病院において、看護師等が同席する患者に対して情報通信機器を用いた診療(D to P with N)を実施する体制を整備した場合、「看護師等遠隔診療補助加算」として50点が加算されます。
3. 在宅医療における遠隔モニタリングの評価
在宅血液透析や在宅腹膜灌流を行う患者に対し、継続的な遠隔モニタリングを実施し、そのデータを基に来院時に指導を行った場合、「遠隔モニタリング加算」が新設され、月1回115点が加算されます。
4. 難病患者の遠隔連携診療の見直し
指定難病患者に対する治療において、患者が医師と同席する情報通信機器を用いた診療(D to P with D)が有効であることから、遠隔連携診療料の対象患者に指定難病患者が追加されました。
5. 救急医療における情報共有の推進
救急時における迅速かつ的確な治療を推進するため、救急時医療情報閲覧機能の導入が要件化され、総合入院体制加算や急性期充実体制加算、救命救急入院料の施設基準が見直されました。
これらの改定は、情報通信技術を活用した医療提供体制の強化を目的としており、特に医療資源が限られた地域や在宅医療の現場での活用が期待されています。
出典まとめ
厚生労働省『令和6年度診療報酬改定の概要』
URL: https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001219984.pdf
厚生労働省『令和6年度診療報酬改定に関する資料(在宅医療関連)』
URL: https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001224808.pdf
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